日本企業を取り巻く経営環境は近年、めまぐるしく変化を遂げており、そのような中、日本におけるM&Aマーケットは2011年以降回復の兆しを見せています。
しかしながら、M&Aの成功確率は約3割といわれており、M&Aの多くは失敗しています。その失敗の要因の一つが統合マネジメントの失敗にあります。
この統合マネジメントは一般的にはPMI(Post Merger Integration)と呼ばれ、その重要性が叫ばれてから久しい概念ですが、現状として浸透はしていません。
本書では上記のM&Aの失敗の要因を踏まえM&Aの成功確率を高めるためにどのような観点で取り組むべきかという視点でM&Aのプロセスの新たなあり方についての提言を行っています。
全ての事業会社の経営者、そしてM&Aプロセスを担う社内のご担当者の皆様に是非お読み頂きたい内容です。
本書の主なコンテンツ
第1章 成功するM&Aとは
第2章 M&Aの全体の流れ
第3章 M&A戦略の策定
第4章 ファインディングから基本合意まで
第5章 デュー・デリジェンスからクロージングまで
第6章 ポストM&A
第7章 具体的な事例に基づく検証