M&A交渉人養成プログラム BEPS時代のグローバル組織設計法

M&A交渉人養成プログラム BEPS時代のグローバル組織設計法

・利益移転の抗弁論拠となるBEPS時代の新たな付加価値取引とは?
・付加価値創出と価値移転を体系化させたBEPS対応組織設計の最新理論
・“あらゆるゲーム的状況を掌握する交渉人”の社内育成教科書

著者: 佐久間 優
価格: 2,160円(税込)
出版社: 中央経済社
ISBN: 978-4-502-19171-8
単行本: 232ページ
発行年月日: 2016/05

本書は、社内交渉プログラムと社外交渉プログラムで構成されます。社内交渉プログラムは、取引ビッグデータから主たる取引を抽出し、商品ミックスの再構成、商流の再構築を行う組織統合設計法です。
戦略的役務取引は、BEPS時代の新しい取引として提唱されます。国際税法を順守しながら収益を極大化させ、地域、事業、機能、出資の論理バランスをとるグローバル組織を設計します。
対外交渉プログラムは、M&A交渉ゲームそのものです。複数の交渉軸上にて相対する力学を発生させ、複数の交渉軸に転調を繰り返すことで、自陣に有利な交渉合意点に導く訓練です。
M&A交渉ゲームは、あらゆるゲーム的状況を回避かつ排除できる社内人材を育成できます。

本書の主なコンテンツ

序論: M&A交渉人養成プログラムの概要
1.ゲーム的状況のマネジメント
2.M&A社内交渉人の必要性

第1部 社内交渉プログラム
序章 組織設計フレームワークの概要
1.「取引」に着眼する
2.組織の「階層」を設計する手法
3.「組織設計PDCAサイクル」で運用する
4.「組織設計5階層モデル」と 「PDCAサイクル10ステップ」の対応表
5.BEPS対応のグローバル組織設計法
第1章 第1階層 主たる取引と商流工程設計
第2章 第2階層 原価構造と収益構造
第3章 第3階層 組織実体と支配権実体化
第4章 第4階層 事業への資産割当と投資回収
第5章 第5階層 グローバル組織構造

第2部 社外交渉プログラム
第1章 M&A社外交渉力の優劣決定因子
1.M&A社外交渉力の優劣を決める3因子
2.相対の交渉力学
3.複数人のゲーム的状況
4.交渉人のバリュエーション技量
第2章 M&A社外交渉ゲームの戦術
1.M&A社外交渉ゲームの定量化手法
2.戦略的FCF、戦略的デューディリジェンス、 戦略的バリュエーションのつながり
3.戦略的FCFの生成
4.戦略的デューディリジェンスの ターゲットポイント
5.戦略的バリュエーション
6.交渉串と交渉カード

AppendixA M&A交渉ゲームの基本形
AppendixB M&A交渉人養成プログラムカリキュラム