事業紹介

売上高約100億円の物流会社グループを経営者の高齢化/事業再成長の観点からPEファンドが買収を行い、新体制での経営が開始した。対象会社は、創業オーナーによるカリスマ性・リーダーシップ・経営センスに依存する形で会社経営/各種意思決定が行われており、創業オーナー不在の状況では数字や事実に基づく意思決定を行う事が出来ない状態であった。創業オーナー退任後の経営体制確立を行い、2024年の物流問題を解決できる自立した組織構築が求められた。

300店舗以上を運営する小売業者は、経営陣に対して正確な数値をタイムリーに提供することが課題であった。複雑な業務プロセスやシステム構成により、正確な数値の把握が難しく、月初に報告される見込（速報値）と月末に報告される実績（確定値）の間で売上総利益に数千万円から数億円単位の差異が生じていた。

創業50年超・連結売上高2000億円程度のオーナー企業において、品質問題による収益性低下、急激な薬価改定により業績が低迷。 会社の管理体制も不十分であり、利益率の悪化・低採算事業の特定が困難であった上、トップマネジメントによる集中的な意思決定により、改革に携わる人材が不足。 会社は再生を企図し、大手会計事務所が策定した事業計画を入手したが、ガバナンス体制・人的リソースの不足という課題により、自社での完遂が困難であると判断し、実行支援のパートナーとしてエスネットワークスを選定。