物流会社グループへの新経営体制の構築支援​

売上高約100億円の物流会社グループを経営者の高齢化・事業再成長の観点からPEファンドが買収を行い、新体制での経営が開始した。
対象会社は、創業オーナーのカリスマ性・リーダーシップ・経営センスに依存する形で会社経営・各種意思決定が行われており、創業オーナーが不在の状況では数字や事実に基づく意思決定が出来ない状態へ。創業オーナー退任後の経営体制確立を行い、2024年の物流問題を解決できる自立した組織構築が求められた。

私たちが提供したValue

・創業オーナーのセンス経営(非科学経営)から、科学的経営体制への移行
・数字による事実把握、数字による意思決定、数字に基づくPDCAサイクルの導入を行い、事業再成長を実現するインフラ体制の構築
・各人が役割を果たせるような情報ロジスティクスの整理/プロジェクト参画/会議体運用を通じた組織の自立化支援

具体的な支援内容

業績指標の管理と運用

・KPI等の管理指標の定義化
・ダッシュボードによるタイムリーな定量情報/定性情報の見える化
・資金繰りの実績/見込み作成と資金コントロール体制の構築
・各種モニタリングレポート(週次レポート/月次レポート)の自走化支援

経理・決算体制の整備と高度化

・経理処理の内製化(システム導入含む)
・決算処理高度化とボトルネック解消による決算早期化支援
・グループ間取引の取り扱いルール再設定と連結決算の導入
・管理会計ルールに紐付く財務会計ルールの設定

組織業務の明確化と定着化

・CFO討議を通じた組織デザインの策定
・属人的業務の組織への再配置と組織業務(役割)の明確化
・成長に向けた各施策の実行管理フォームの導入とモニタリング体制の構築
・意思決定等会議体の整備、会議体で用いる情報の整理、権限と責任に応じた意思決定機会への関与